
検索意図が大事って聞くけど、どうして?
SEOってやることがいっぱいで初心者にはあれもこれも出来ないので、知識0の僕でも出来る検索意図の調べ方や、記事の書き方が知りたいな。
こんな悩みにお答えします。

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- しんでぃブログ(主にブログ運営×SWELL)
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あなたは、ブログを書く時に「読者が知りたいこと」ではなく、「自分が伝えたいこと」を書いてしまっているなんて経験はないでしょうか。

僕も過去の記事をリライトしていると、そんなことがよくあります。
でもこれ、どんなにいいことを書いていても読まれないのです。
なぜなら自分が伝えたいことを伝えるだけでは、読者を満足させることはできず、SEOで上位表示もされないからです。
そこで大事になってくるのが「検索意図」です。
検索意図を満たしたコンテンツを作成すれば、ユーザーにとってとても有益な情報になり、結果的に検索順位を上げることもできます。

でも、検索意図ってなんだか難しそうですよね。
そこで今回は、SEOが苦手で、まずは出来ることからやっていきたいという初心者向けに、「検索意図」の調べ方について分かりやすく具体的に解説していきます。
この記事を最後まで読めば、検索意図に沿った記事作成が出来るようになります。
SEO対策バッチリなWordPressテーマを使いたいという方は、SWELLがおすすめです。
なぜなら、実はSWELLは「本質的なSEO対策」に適したテーマだからです。
なぜ検索意図が重要か?
検索意図とは、ユーザーがどんな悩み解決しに来たのか、何を知りたいのか、何を得たいのか、と言った「検索の理由と目的」のことです。
ではこの検索意図がなぜ大事なのでしょうか。
検索意図がSEOに役立つ理由
検索意図を知ることは、対ユーザーにとっても対Googleにとても有効なSEO対策です。
なぜなら、検索意図を知ることによって、どんな解決策や改善策を提案できるのかなど、ニーズを先回りすることができるからです。
検索意図を知り、適切な解決策を提案することでユーザーが満足し、ユーザーが満足することによってGoogleの評価も高めてくれます。
ところで検索意図を満たしてあげるってどういうことなのでしょうか。
その答えはGoogleの理念の中に存在します。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
10.「すばらしい」では足りない。
たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなく Google の問題です。Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。
Google が掲げる 10 の事実(一部抜粋)
簡単に言えば、ユーザーの満足が第一。ユーザーが自分が知りたいことが非常にあいまいであっても、必ず欲しい答えに辿り着かせてあげる。
つまり、検索結果の悩みを解決するだけでなく、期待値以上の付加価値も返してあげることで、ユーザーを満足させようと言うことです。
2種類の検索意図【顕在ニーズと潜在ニーズ】
検索意図には2種類あります。
- 顕在ニーズ
- 潜在ニーズ
顕在ニーズとは
顕在ニーズとは、ユーザー自体が自覚しているニーズです。
例えば、「映画 おすすめ 2021」で検索した人は、
2021年に公開される映画で、おすすめのものが知りたい
と言うニーズを持っています。
これは検索したキーワードから分かります。
潜在ニーズとは
潜在ニーズとは、ユーザーもまだ気づいていないニーズのことです。
ユーザーが気づいていないので、検索ワードから分からない場合も多いです。
このニーズを先回りして読み解いてあげることで、ユーザーの次のアクションを促してあげることができます。
先ほどの「映画 おすすめ 2021」の例で考えてみましょう。
2021年に公開されるおすすめの映画が分かったユーザーはどうしたいでしょうか?
- そのおすすめ映画はいつから公開?
- 2021年に公開されたおすすめの映画を見られる、アプリはある?
- 2021年に公開されたおすすめの映画が観られる、最寄りの映画館はどこ?
このように、ユーザーが欲しかった情報が満たされた時に、「じゃあ次は何が知りたいか?」を考えると、潜在ニーズが見えてきます。
顕在ニーズだけではただ悩みに答えただけですが、潜在ニーズまで満たせば、ユーザーを期待値以上に満足させられるということです。
検索意図を調べる方法
では実際に検索意図の調べ方を紹介します。
以下のステップで調べると分かりやすいです。
- バーティカル検索とユニバーサル検索でさらっと確認
- 検索結果から答えを抜き取る
- サジェストキーワードでユーザーの関心を探る
- Q&Aサイトでユーザーの悩みを探る
①バーティカル検索とユニバーサル検索でさらっと確認
バーティカル検索とユニバーサル検索は、ユーザーの検索意図を判断するのに役立ちます。

めちゃくちゃ難しそうな言葉だな。

言葉自体を覚える必要はないので、これから説明することをさらっと確認する程度でOKだよ。
バーティカル検索
バーティカル検索とは、Googleの検索窓の下に表示される検索機能です。よく見ますよね。

実はこれ、検索するキーワードによって順番が変わっているのです。
上の「映画 おすすめ 2021」の例で行くと、「すべて」⇒「ニュース」⇒「画像」⇒「動画」⇒「ショッピング」の順番です。
しかし、「鬼滅の刃 アニメ」で検索すると先ほどのバーティカル検索と順番が変わっています。

「すべて」⇒「動画」⇒「画像」⇒「ニュース」⇒「ショッピング」の順番です。
これはどういうことかと言うと、「映画 おすすめ 2021」はニュースで探している人が多いが、「鬼滅の刃 アニメ」は動画の情報を探している、とGoogleが判断しているのです。

つまり、『鬼滅の刃 アニメ』では、「アニメの動画を見たい!」と思っている人が多いということですね。
ユニバーサル検索
一方、ユニバーサル検索とは、Googleの検索結果に表示される画像・動画・地図・ニュースなど、検索結果上に表示される特別な情報です。(リッチリザルトなどとも呼ばれます)

「映画 おすすめ 2021」の例だと、映画のリストが表示されました。
では、「鬼滅の刃 アニメ」で検索するとどうでしょうか?

鬼滅の刃の動画や基本情報が追加で表示されています。
これも先ほどと同じように、「鬼滅の刃 アニメ」は動画の情報を探している、とGoogleが判断しているようですね。
ちなみに、住所を検索するとマップが出てくるのもユニバーサル検索の一つです。
このように、バーティカル検索とユニバーサル検索を見てみると、ユーザーが知りたい情報をなんとなくつかむことができます。

例えば動画が大きく出てくるのであれば、そのユーザーには最終的に動画に誘導してあげたいですよね。動画に誘導できないのであれば、そのキーワードではユーザーを満足させられない可能性があります。
こんな感じで、詳しく調べる必要はないので、さらっと確認するだけでも役に立つ機能です。
②検索結果から答えを抜き取る
検索結果の上位サイトには答えがあります。
なぜならGoogleが、「このコンテンツはユーザーを満足させたので上位表示させよう」と判断しているからです。
つまり、ユーザーを満足させている記事と言えます。
なので、上位サイトを確認することで、ユーザーの疑問に対してどんな答えを返せば、ユーザーが満足するのかが分かります。

上位サイト全部読むのも面倒だな…。もっと手軽にできる方法ないの?

ホントはちゃんと読んで理解するのが一番いいけど、せめてこれだけはって方法ならあるよ。
全部読むのが面倒くさい、大変でやってられないという方もいると思うので、便利なツールをご紹介します。
以前使い方を紹介したラッコキーワードです。
ラッコキーワードを使って、調べたいキーワードの上位記事の見出しを抽出し、見出しによってコンテンツの内容を大まかに把握する方法です。
具体的に説明していきます。
ラッコキーワードを使って、上位サイトの見出しをスプレッドシートやエクセルに書き出してみます。
今回の記事であればこんな感じです。

上位の検索結果は、今回の記事のキーワードである「検索意図 調べ方」で出てきた記事の見出しです。
これを見てもらうとわかるのですが、全ての上位記事に「検索意図とは?」という見出しがありますよね。
さらには、その見出し内で検索意図の重要性も説明している。

みんなが説明している内容なら、なんか大事なんじゃね?

そうだね。入れた方がよさそう、と判断できるね。
つまり、検索意図の調べ方を検索している人には、調べ方だけではなく「検索意図ってそもそも何?どうして大事なの?」という潜在ニーズも提供することで満足しているということが分かります。
ですので、「検索意図とは?」と言う説明は必然的に入れるべきと判断できます。
このように、どの記事でも共通している見出しを入れれば、ユーザーを満足させられる(検索上位に表示される)可能性が高まるということになります。
もちろん見出しだけでは全ては判断できないので、見出し内の内容を必ず確認した方が、検索意図をより理解できます。
こうして、検索結果上位サイトの内容をチェックしていくことで、以下の答えを抜き出すことができます。
- この記事は誰に向けたものか?
- その読者はどんな悩みを抱えているのか?
- それをどうやって解決しているのか?
- 潜在ニーズは何で、先回りをしてどんな解決策を提案しているか?
今回の記事で例えてみましょう。

検索意図が大事って聞くけど、どうして?
SEOってやることがいっぱいで初心者にはあれもこれも出来ないので、知識0の僕でも出来る検索意図の調べ方や、記事の書き方が知りたいな。
この記事は誰に向けたものか?
- SEOの知識はないが、検索意図について知りたい初心者。
その読者はどんな悩み(顕在ニーズ)を抱えているのか?
- 知識がないので、SEO対策をあれもこれも出来ない。
- ひとまず検索意図の調べ方と、それを活かした記事の書き方を知りたい
それをどうやって解決しているのか?
- 検索意図の重要性を伝える
- 検索意図の調べ方を分かりやすく紹介する
- 知識がない人でも出来る簡単な調べ方を紹介する
- 検索意図を活用した記事の書き方を紹介する
潜在ニーズは何で、どんな先回りをして解決策を提案しているか?
- 潜在ニーズは、「検索上位に表示させるためのSEO対策を知りたい」
- 検索順位チェックツールを紹介
- 他にできるSEO対策として、表示速度の高速化ができるサーバーを紹介
このような感じです。
③サジェストキーワードでユーザーの関心を探る
先ほどの上位サイトチェックでは、実は分からないことがあります。
それは一つのキーワードに対して、複数の検索意図が含まれている場合です。
例えば、「バレンタイン」で検索すると以下のように出てきます。

見て分かるように、『バレンタインデーの解説』、『チョコレートのレシピ』、『おすすめチョコレート特集』と3つの検索意図が出てきてしまっています。
この状態で、先ほどの検索結果から答えを抜き取っても、異なった検索意図が出てきてしまいます。

じゃ、どうすればいいの?
そんな時に使うのがサジェストキーワード。
「バレンタイン」に関して、ユーザーが実際によく調べているキーワードを深掘りしていきます。
例えばこんな感じです。
『バレンタイン』⇒『バレンタイン プレゼント』⇒『バレンタイン プレゼント 彼氏』
そしてそこから、先ほどの検索結果から答えを探す作業に戻ります。
ここでもまだ上位サイトの検索意図がバラバラなら、同じ作業を繰り返すか、そもそもそのキーワードに対して明確に応えられているコンテンツがほとんどないかどちらかです。
④Q&Aサイトでユーザーの悩みを探る
Q&Aはその名の通り、読者の疑問と解決方法、回答に対する感想が載っているので、内容をそのまま記事にすることも可能です。
ただし、顕在ニーズにしか答えていない場合が多いので注意しましょう。
こちらもラッコキーワードを活用できます。
検索意図に沿ったコンテンツを作る方法
さて、ここまで検索意図の調べ方を見てきました。
では、検索意図に沿った記事は実際にどうやって作ればいいのでしょうか。
キーワードを選定する
キーワード選定は、ライティングにおける最も大事なSEO対策の一つです。
こちらもラッコキーワードとキーワードプランナーを使って探すことができます。
キーワードの選び方は、先ほどの『ラッコキーワードの本当の使い方』の記事の最後に、応用編として紹介していますので、対策をしてこなかった人は実践するようにしましょう。
検索意図をもとに見出しと内容を構成する
先ほどの方法で調べた検索意図をもとに、以下を含んだ構成を考え、見出しを作っていきます。
- この記事は誰に向けたものか?
- その読者はどんな悩みを抱えているのか?
- それをどうやって解決しているのか?
- 潜在ニーズは何で、先回りをしてどんな解決策を提案しているか?
ただし、見出しまでは参考にしていますが、内容までマネするのはもちろんNGです。
自分独自の内容にしていきましょう。
上位サイトにはないオリジナルコンテンツを一つ付け足す
ここで重要なポイントです。
これまで紹介してきた方法は、あくまで上位コンテンツに倣って検索意図を理解し、ニーズに応えるためのものでした。
しかし、それだけでは検索順位の上位表示はされにくいのです。
なぜならば、Googleは独自性を求めており、すでにある同じような内容のコンテンツは評価してくれないからです。

えぇぇーー!もう「バレンタインまでにモテる方法」って記事書いちゃったんだけど!

色んな意味で超絶気になる…
これは特に「手順を説明する記事」などで起こりやすいのですが、どうしても検索意図を満たそうとすると、構成も見出しも内容も同じになりがちなことってありますよね?
そんな時は見出しを一つ追加して、上位サイトにはなかった「あなた独自のコンテンツ」を入ましょう。
もちろん1つとは言わず、あればあるほどいいです。
例えばこんなことです。
- 体験談・失敗談
- 自分の意見・主張
- アンケート・調査結果など

上位サイトの「答え」を見るだけでなく、「無いもの」も探すのがポイントです。
検索意図にずれがないかチェック
最後に、全てを客観的に見直して、検索意図にずれがないかチェックします。
自分が伝えたいことになってはいないか。本当に読者が知りたい内容か。
読者にとって余分な部分(ここは自分事じゃないとスキップしたくなるような部分)はないかを改めて見直しましょう。
時間をおいて再度見直す
記事を公開してから2か月ほど経ったら、検索順位を確認してみましょう。
検索順位で上位が取れているのであれば、ユーザーを満足させられている可能性が高いということになります。
しかし、検索順位が上がってこない場合は、検索意図とずれている可能性があります。
もちろん、上位表示されるには様々な要素が含まれるので、一概に検索意図だけの問題ではありません。

もう一度記事を見直し、上位サイトにあって自分に足りないものは何か、見直してみましょう。

そもそも、検索順位なんてチェックしてないんだけど…
SEO対策において、キーワードの検索順位のチェックは必須です。
これをしないとどれだけ、いいコンテンツを作成してもNGです。
検索順位を確認するには、Rank Trackerがおすすめです。機能は劣りますが、無料版で試してみるのもアリです。
- 高機能なキーワードの検索順位チェックツール「Rank Tracker」
ただし、低価格でとにかく簡単で分かりやすい機能のツールが使いたいという方には、SEOツールの超簡易版の「順一くん」がおすすめです。
- 初心者用のキーワードの検索順位チェックツール「順一くん」
まとめ
以上、初心者でも出来る検索意図の調べ方について紹介しました。
- 検索意図は、ユーザーを120%満足させるために役立ち、結果的にSEO対策になる
- 顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズも満たす
- 検索意図を調べるには、『バーティカル検索とユニバーサル検索』、『上位サイトの確認』、『サジェストキーワード、Q&Aサイトのチェック』
- ラッコキーワードが役立つ
- 検索順位チェックツールで必ず確認し、必要があれば再調査してリライトする
最初に記事を作成した時点で、100%検索意図を満たせたかどうかは分かりません。
むしろ、公開後に定期観測をして自分の答えがあっていたのかを確認し、改善していくことの方が大事です。
本当に初心者の場合は、コツをつかむまではなかなか大変ですが、検索意図を考慮しない記事を100本作るより、本当に読者を満足させる記事を10本作る方が大事です。
検索順位の上位表示を目指して、質の高いコンテンツを作っていきましょう。
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